飼育する農場立地を、繁殖農場・離乳仔豚農場・肥育農場の3つに分散させた「スリーサイト方式」を導入。病気感染リスクを最小限に防ぐとともに、日齢に合った環境でのびのびと育てることが可能です。健康な豚の飼育を追求するため、輸送費その他のコストは惜しみません。「おいしい豚とは元気な豚」のポリシーのもと、豚の養育に励んでいます。
「繁殖農場」では優れた親豚を交配し、種付けを行います。豚の妊娠期間はおおよそ114日。この期間の前に分娩舎に移動し、出産前後の母豚は衛生的に管理されます。生まれた仔豚は免疫抗体が十分に含まれた初乳で病気に対する抵抗力をつけ、3週間ほど母豚のもとで育てられたのち、「離乳仔豚農場」へ運ばれます。
「離乳仔豚農場」に移動した仔豚は、ほぼ同じ日齢のグループでのびのびと育てられます。母豚からの免疫抗体が持続しているため、病気に関するリスクも低減。 仔豚は生後70〜80日まで育てられ、そのあと「肥育農場」へ移動になります。
「肥育農場」では、豚舎ごとに同一日齢の豚を飼育・管理。どの農場でも生育環境が同じになるよう条件を整えています。豚舎は開放方式を採用。さわやかな風と明るい日差しで、自然に近い環境のなかで育てられます。オガクズを敷き詰めた気持ちのいい豚舎で大切に育てられた豚は、体重が110kg~120kgになると出荷されます。
導入されたすべての仔豚を出荷して豚舎を空にし、徹底的に洗浄・消毒をしてから次の仔豚を導入する方法です。
毎回清潔な豚舎に新しい仔豚が導入されるので衛生的で、病気になりにくいため薬品の使用が軽減され、集団免疫も確立しやすくなります。
また、万一病気に感染したとしても、次に持ち越さないので安心です。